外人と働くには、根拠のない自信が必要と言う話。
先日、米倉涼子主演のブロードウェイミュージカル CHICAGOを観ました。何かのインタビューで見ましたが、この役は、本人がどうしても演りたかった思い入れの強い役柄のようです。そして、他の共演者に負けず劣らず、存在感のある素晴らしい演技をしていました。
もともと彼女は、日本公演の主役としてCHICAGOの舞台に立ちます。その時は、全編日本語でしたが、その後、本場ブロードウェイの英語版の舞台に立ちます。そして今回は、ブロードウェイ版の5年振りの舞台となります。
日本語で日本人共演者とならいざ知らず、ブロードウェイの錚々たる出演者や演出家と仕事をしたというのは、評価されるのではと思います。
グローバル環境、特に海外メンバーと働くには、彼らに自分の専門性を認めさせる必要があります。それがないと、重要視してもらえなくなり、仕事が非常にやりにくくなるからです。
どうすれば、認めさせられるか。それにはいくつかの振る舞いが必要になります。
1.プロフェッショナルとして堂々と振る舞う。
自分に自信があろうがなかろうが、そんなこと相手には何ら関係のないことです。期待されているのはプロとしてのパフォーマンスのみ。自信がなくとも根拠のない自信で堂々と振る舞うことです。
2.舐められない英語を使う。
プロとして仕事をする訳ですので、小学生レベルの幼い英語ではなく、知性のある大人の英語を使うことです。意外と知られていませんが、発言内容が稚拙だと、スキルもそのレベルだと見なされてしまいます。
3.笑顔
日本人特有の意味のない笑いは気味悪がられますが、挨拶や目があった時は、笑顔を忘れず、フレンドリーさをアピールします。
それらを考えると、件の米倉涼子は上手く立ち回っていたのではないかと思います。
日本人同士であれば必要な謙遜や、流行りの忖度も海外のメンバーとであれば、不要です。
褒められたら、堂々とありがとう、私も嬉しいわと言えばいいだけです。プロとして堂々と振る舞い、大人の英語で、笑顔を忘れなければ、海外メンバーとの仕事も上手く行くのではないかと思います。