お天道様は見ていますよ、、と言う話。
先日、かつての同僚と久しぶりに会いました。そのA氏、外資で何度かの転職を果たした後、知り合いと起業したのですが、廃業したそうです。
起業した会社の業績も順調で、従業員も増やしていると風の頼りに聞いていたので、会社を廃業したと聞いたときは驚きました。
あまり詳しくは書けないのですが、共同経営者の不正行為があったそうです。
共同経営者とは、仕事で知り合ったそうですが、知り合って間もなく、意気投合し起業したので、その人となりは、あまり知らなかったようです。
私の知り合いのベンチャー経営者も詐欺に遭ったことがあるのですが、彼曰く、詐欺師とは、連絡が取れるとの事です。つまり、いつでも連絡が取れるので、騙されている事には、気が付かないそうです。で、気が付いた時には、大変な損害になっていたそうです。
会社勤めをしていても、とんでもない人たちが一定数存在します。特に外資は、レポート先が海の向こうのため、発覚するまでに時間が掛かることがあります。
かつて勤めていたスタートアップの外資では、マーケティングの本部長が、仕事を自分の会社に発注していた事が有りました。しかも、社員もその会社から派遣して、マーケティング本部が全てその会社の社員だった事が有ります。
その会社からのFAXで、マーケティング本部長の会社であることが明らかとなり、本部長を始めとして、マーケティング本部がリプレースされたのは言うまでも有りませんでした。
そのマーケティング本部長は、海の向こうにレポートしていたので、日本のオフィスが気が付かなければ、いつまでも発覚しなかったと思います。
お客様のゴルフコンペの商品だと言ってお酒を数本購入した営業が、1本、くすねていた事が有りました。一度だけでは有りません、何度もです。
恐らく本人はバレていないと思っていたようですが、実は、秘書が気が付いて、会社に報告していた事が有ります。
件の共同経営者は、起業した会社を失う事になりましたし、ベンチャー経営者を騙した詐欺師は、業界で仕事が出来なくなりました。マーケティング本部長も、営業も、評判を大きく落とす事になっています。
不正をして目先の利益を手にすることが出来ても、お天道様は見ていますよ、とつくづく思います。