管理職、篠原氏(仮名)の話。
今日は朝から雨が降ったり止んだりのお天気です。
秋晴れの青い空が見たいものです。
私がまだ若いとき勤務していたA社での話です。
A社は、米国に本社を持つ成長著しいメーカーでした。日本での業務拡大に社員はあっという間に2倍、3倍に増え、社員の平均年齢も若いものでした。
社内は活気に溢れ、個人のモチベーションは高いものがありましたが、売上の伸びの方が会社の成長よりも早く、当時の経営陣は、組織作りに腐心していたようです。
組織作りの一環として、元気な若者を束ねる管理職経験者が多数採用されました。
そんな中、典型的な日本企業B社から転職してきた、篠原氏(仮名)がいました。
篠原氏は海外経験も豊富で、B社では管理職だったようです。
しかし、、伸び盛りのA社では、例え管理職のポジションでも、プレーイングマネージャとして、現場仕事も求められます。
また、現場仕事を理解していないと業務は進みません。
しかし、篠原氏は机に座ったまま、頑として動こうとはしませんでした。
ある日、部下からそれを指摘された篠原氏。
『僕は、ここに管理職だからと言われて、転職してきたんだ。
そういう仕事をやるなんて思っていなかった。』
どうやら、篠原氏の言う管理職とは、部下の管理をする人という意味だったようです。
それからしばらくして、篠原氏はいなくなりました。
部下の一挙手一投足に口を出すマイクロマネジメントなマネージャも困りますが、あまりにも現場を知ろうとしないマネージャも困りものです。
その後、管理職という職種で篠原氏が転職できたかどうかは誰も知りません。
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