最近の女性の呼称に思うこと。
昨今のトレンドである女性活用や女性が輝く社会などど言う言葉に、なぜか胡散臭さを感じてなりません。
もっと薄気味悪さを感じるのが、なでしこという言葉です。
日本女子サッカーチームの呼称がなでしこジャパンなので、なでしこという言葉が定着したようですが、最近では、経済産業省が女性を活用している上場企業をなでしこ銘柄と選定しているようです。
私は個人的になでしこの花は嫌いではありませんし、万葉集の時代から日本女性をなでしこに例える大和撫子という言葉には違和感がありません。
では、なぜ、なでしこという言葉が薄気味悪いのか考えてみました。
それは、女性は、ピンクのなでしこの花のように可憐であれという押し付けがましさがこの言葉に透けて見えるからです。しかもそれは、女性目線ではなく男性目線です。
女性だからピンクで可憐だというのは、あまりにもステレオタイプです。
そして、女性活用だとか、女性が輝く、、などとお題目だけは立派ですが、女性はやはり可愛いアシスタントでねという本音が見え隠れします。
もし、第一線で活躍しているビジネスマンの方が自分の仕事のパートナー(女性)を取引先に紹介するときに、なでしこのような人とは決して言わないと思います。xxxのエキスパートであるとか、xxxの経験が豊富であると、あくまでもその人の実績で判断します。そこには、男性とか女性とかの性別は存在しません。
どうしても植物を形容詞につけたいのであれば、私は柳がイチオシです。
どんな攻撃もしなやかに受け流し、強風でも決して折れない、メンタルの強そうな柳が一番ではないでしょうか。
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