ポジションで見える景色が違うという話
外資では、ポジションによって業務内容が定義されているため、入手できる情報もポジションによって変わります。
特に管理職は自分の部門の業績や予算を管理しなければならないので、会社の売り上げ、部門の予算の執行状況、部下のパフォーマンス、給与のデータにアクセスすることが可能です。
私がこれまでにいた会社では、ポータルサイトから会社の様々なデータにアクセスすることができました。
会社の内部状況が見えてくると、会社の方向性、ヘッドカウントの制限や予算削減も致し方なしと受け入れることができますが、これらの状況が分からない部下からは、必要な投資をしないマネージャ仕事ができない等、不満の声が漏れ聞こえてきます。
これは、立場によって見えている風景が違うことから発生しているのだと思います。
かつての同僚A氏は、とても熱い人間でした。
当時、私もA氏も非管理職で、マネージャから指示を受ける側にいました。
彼はマネージャからの通達に激しく抵抗し、マネージャは何でわからないんだと不満を撒き散らしていました。
そんなある日、A氏がポツリと、自分たちもマネージャになったら、仕事ができないとか部下から言われるんだろうなぁ、、とつぶやいたのが非常に印象的でした。
そして時は流れ、A氏は某社の支社長になったと風の便りで聞きました。
あの日、彼がつぶやいた、部下から不平を言われる上司にはなっていないことを祈りたいものです。
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