繰り返し、パワハラは犯罪である。
今日は朝から暖かい1日です。春本番が待ち遠しい今日この頃です。
昔、ブログにも書いたことがありますが、かつて、カンマネから酷いパワハラを受けたことがあります。
相性の良かったカンマネが退職し、新たに入社したカンマネで、恐らく私のことを辞めさせたい一心でパワハラを働いたのだと思います。
私の場合は、ミーティングの場で罵倒されるパターンでした。パワハラされている間は、なす術もなくという言葉通り、ずっと罵倒され続けていました。周囲の人間が止めてくれる訳でもなく、人事も当てにならず、ただただパワハラを受ける毎日でした。
嫌なことをされた場合、普通であれば、『やめて下さい。』と言えるのに、パワハラは声を上げることができませんでした。
パワハラの恐ろしさは、その行為が仕事だけではなく、人格まで否定されているように感じることです。
結局、その会社は退職。弁護士に相談し、パワハラでの告訴も検討しましたが、パワハラを思い出すのも苦痛で告訴も断念しました。
パワハラは犯罪です。
上司という立場を利用して、部下の人格まで否定するような発言をするのは明らかに犯罪行為です。
もしいまパワハラを受けており、正当な方法でパワハラを止めさせようと考えている方がいらっしゃいましたら、以下のアクションを推奨します。
1.証拠の保全。
とにかくパワハラの実態を記録します。いまは、スマホにも録音機能がありますので、罵倒している声を録音します。また、いつパワハラを受けたかも記録しておきます。これらが訴えたときの証拠になります。メールも証拠になりますので、プリントアウトして保管しておきましょう。
2.社内(人事、従業員の労働組合)へ訴える。
人事がしっかりしている会社であれば、1で収集した証拠で、会社側はアクションを起こすと思います。しかし、人事が上司の味方であるような企業であれば、人事への訴えは、上司の逆鱗に触れ報復人事等、却って逆効果になる可能性もあります。労働組合がある会社であれば、労働組合へ訴えるという手もありますが、会社によってその労働組合の色合いが違いますのでまずは、相談して埒が明かないようでしたら3.の外部(弁護士、法テラス、個人加盟の組合)の力を借りるのがいいかと思います。
3.外部(弁護士、法テラス、個人加盟の組合)の力を活用する。(有償)
社内の相談窓口がない場合、外部の力を有償で活用することができます。
まずは、労働問題に強い弁護士に相談することです。かつての会社に出社しない問題社員がいました。会社としては退職勧告を出したのですが、弁護士を立てて争ったため、その問題社員に取っていい退職条件を引き出した例があります。いきなり弁護士はハードルが高いという場合は、法テラスで3回まで無料相談ができます。
その他、個人で加入できる労働組合があります。会費を払って組合員になれば、会社との交渉をやってもらえます。こちらは、賛否両論、いろいろな話を聞きますので、ご自身の目で確認し判断ください。
パワハラは被害者の心に傷を残し、人間としての尊厳を失います。
何よりパワハラは立派な犯罪であることを忘れてはいけません。
個人的には、パワハラする側には強いコンプレックスや、メンタルの問題を持っている人が多いと思います。なので、可能であれば、それ以上関わらずさっさと逃げることをおススメします。
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