奢れるものは、本当に久しからずか、、。
各メディアの世論調査で内閣支持率が低下しているようです。支持率低下のニュースが立て続けに流れており、数ヶ月前の飛ぶ鳥を落とす勢いの支持率からは想像できません。最早、いまの逆風を順風に変えるのは至難の技ではないかと思います。奢れるものは久しからず、です。
外資の数社でカントリマネージャ(以下、カンマネ)を務めているA氏という人がいます。A氏が最初のカンマネになったのは30代後半です。その当時のカンマネを巧妙なやり方で追い出し、そのポジションを奪った そうです。
たまたま知り合いが当時、A氏と同じ会社におり、一部始終を目撃していました。それは、それは、もう巧妙な追い出し劇だったようです。
そしてその後、A氏は、別の会社にカンマネとして、転職します。
そこでも、A氏は元いた営業やSEをどんどんクビにして、自分のお眼鏡に叶った人間を採用して行きます。お眼鏡に叶っていた人間でも、一度、彼がバッテンをつけた人間は、容赦なくクビにするのです。パワハラを駆使して辞めさせていたのですが、A氏に変わってから、数字が伸びていることもあり、米国本社は黙認状態でした。
A氏は、営業ミーティングでは、営業を徹底的に追い詰めます。パワハラどころの騒ぎではありません。しかし、誰も彼にはNoとは言えないのです。何人かの心ある人たちが、本社へ彼の暴挙ぶりをエスカレーションしましたが、直属の上司から警告があっただけでお咎めはありません。何故なら、彼は数字をV字回復をさせていたからです。
その後、ヘッドハンティングされてA氏は別の会社へカンマネとして転職します。
そこでも彼は、数字を見事にV字回復させます。そして、相変わらず、営業を追い詰めているそうです。
奢れるものは久しからず、と言いますが、結果をきちんと出し続けるA氏には、奢りは一欠片も無いのだと思います。むしろ、立ち止まれば死んでしまう、強迫観念のようなものがA氏にはあるように思えてなりません。
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