経営者の責任ということ。
昨日、LEADERSのLEADERSの特別編ディレクターズカットを観ました。LEADERSは、2014年に放送された、トヨタ自動車の全面協力のもと、史実に基づいたオリジナルドラマとのことです。
あらすじは、佐藤浩市演じる愛知自動車の創業者社長 愛知佐一郎が国産自動車の製造・販売に情熱をかけ力強いリーダーシップで邁進するのですが、戦後の日銀の金融引き締めによる大不況で、資金繰りが悪化し倒産寸前にまで追い込まれます。銀行団の融資も厳しく、最後は日銀に支援を仰ぐこととなります。日銀が銀行団に資金を貸付け、それで愛知自動車を救済することになるのですが、日銀管理の元、銀行から厳しい監査が入り、余剰生産をストップし1600名の従業員の解雇を融資の条件とします。しかし、社長である愛知佐一郎は頑として人員削減を受け入れようとしません。結局、激しい労働争議の末に社長が辞任、希望退職が実施されます。
ドラマでは、社員は家族だ。家族を辞めさせるなんて出来ない、と社長が熱く語ります。
しかし、、社員をリストラしなければならない状況に追い込んだのは、誰が何と言っても経営者である社長の責任であると思うのです。
売れる当てのない車を作り続けるのも、販売予測の甘い経営者の責任であると思うのです。
家族のように大切な社員であればこそ、経営者は、社員を守るために、経営者として正しいことをやるべきなのです。
失敗はできないのです。
とは言っても、私の知っているカンマネの皆さんは、本社から指示されると何の躊躇もなくリストラを実行していました。
もしカンマネが、社員は家族同様なんだ!だからリストラなんて出来ない、、愛知佐一郎のような熱いことを言うと、真っ先にそのカンマネが切られると思います。
ええ、これは絶対に。
LEADERS(リーダーズ)~国産自動車に賭けた熱い男たちの物語~
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