韓国大統領の末路と某社マーケティング本部長の末路の話。
今週末は、桜はまだまだ見頃ではありませんでした。満開の桜が待ち遠しい今日この頃です。
韓国の朴槿恵元大統領が、収賄容疑で逮捕、拘留されました。歴代の韓国大統領の末路は悲惨なケースがほとんどでハッピーリタイアメントの方が少ないのではないかと思います。
この韓国大統領の末路を聞いたとき、某社のマーケティング本部長の末路を思い出しました。
仮にA社としますが、A社は、米国に本社を持つ、業界マーケットリーダーの老舗企業です。
ここのマーケティング本部長は突然交代することが多々ありました。私の知る限り4人はいます。
漏れ聞いた話によると突然、クビを宣告されるとのことです。理由はよく分かりませんが、どうやら定期的に入れ替えを行なっているようでした。
私の古くからの知り合いB氏がこのA社のマーケティング本部長に就任したのも束の間、約1年で彼は退職しました。本社のレポーティングマネージャからダメ出しをされたとか、自主退社だったとか、様々な噂が飛び交いました。真相は日本からと本社からダメ出しをされたそうです。
後任はCマネージャ氏。しかし、Cマネージャ氏は頑なに本部長の就任を拒みます。どうやら、本部長になってしまったら、いつかクビを宣告される、その思いからだったようです。マネージャのポジションのまま、本部長代理として約2年が過ぎました。ある日、何と、Cマネージャの上にマーケティング本部長が採用されることになったのです。
Cマネージャ氏はそのまま職を失うことになりました。
マネージャから本部長になっていたらクビにならなかったのか知る由もありませんが、Cマネージャは本部長の前に職を失ってしまいました。
その他にも突然交代させられた知り合いがおり、合計4名、そのポジションもしくは代理のポジションで職を失っています。
私の元同僚、彼はその当時50代でした、がいみじくも言った言葉があります。『自分はこの会社で定年まで難なく過ごすつもりだ。だからマネージャにならないでいる。マネージャのような管理職になったらバッシングされて職を失うのが目に見えているから。』
マネージャの方が権限も仕事の幅も増えて面白いのにと当時は否定的に聞いていましたが、今となってみれば、彼の戦術は、賢明な生き方だったのかも知れません。