やり切った真央ちゃんと未完を完成させているA氏の話。
今日は、浅田真央選手の引退会見を見ました。先日、ブログで引退表明をし、ニュースや報道番組で大きく報道されている浅田選手の引退会見です。
記者会見の中で、昨年の全日本が終わった時、もういいかなと思ったそうです。恐らく彼女の中でスケートは、やり切ったのだと思います。ソチオリンピックの後、やり残し感があったのだと思います。だからこそ、スケートに復帰したのだと思います。そして、今回、彼女の中でやり切ったのだと思います。
私の知り合いにA氏と言う人がいます。
外資の日本オフィスから米国本社勤務となり、そこで志半ばでリストラに遭います。
そして、失意のまま日本へ帰国。
でもA氏は、決して諦めることはありませんでした。別の外資で新たに職を見つけ、現在も活躍しています。
日本に戻った彼の口から出て来たのは、未完の完成ということです。
やはり、彼自身の中で、仕事に対してのやり残し感があったのだと思います。そのやり残し感、未完の状態が、次のステップへ進む背中を押したのだと思います。
思い通りに行かないやり残し感は、決して悪いことばかりではないと思います。
それを前向きに捉え、腐ることなく、嘆くことなく、次のステップの原動力になっているからです。
やり切った感の真央ちゃんは、とても清々しい笑顔でした。
そしてA氏。
先日、新たに転職した某社で本部長に昇進していました。あの時のやり残し感がなければ、きっと今のポジションには到達しなかったと思います。
いつが彼の未完の完成なのかは分かりませんが、まだまだ上を目指すのではないかと思います。