自分のことを120%増しする外人と30%引きする日本人の話。
先日、ひょんなことから知り合いのエージェントA氏(外人)から、ポジションを紹介され、海の向こうのマネージャ氏の電話インタビューを受けました。その際、事前にA氏からポジションの背景やマネージャの人となりのブリーフィングを受けました。私はこのA氏がどれだけ、日本人と外国人の振る舞いの違いを知っているのか話を聞きながら考えてしまいました。
これまで新卒から中途まで、何人ものインタビューをしましたし、自分自身もインタビューを何度となく受けてきました。
傾向として、日本人は、謙遜が美徳とばかり、自分の実績を2割から3割引きで話すのに引きかえ、外人は(正確には、欧米で教育を受けた人)は、3割増し、5割増しが当たり前です。
外人の場合、その人が、どういう立場でその仕事をやってきたか、その仕事の中で何の役割をしたのか突っ込んで聞かねければ、ただ単にプロジェクトのお手伝いをしたことが、いつの間にかプロジェクトをリードしていたなんてことになっていたりします。
片や日本人。自分なんてという謙遜だけでなく、日本語という言語の特性なのか、英語では大風呂敷を広げて話せることも、日本語では表現が気持ち控えめになっています。
確かに自分なんてまだまだ若輩者、、なんて思いがあるのかも知れませんが、インタビューの場ではそのような遠慮は禁物です。インタビュー相手のマネージャ氏は自分のことを知りませんので、自分はこれまで、何をやってきて、何ができる人物なのか、ということをアピールする場なのです。私なんてまだまだです、なんて言う人を採用するマネージャ氏はいないと思います。
インタビューとのギャップが大きく、入社後のパフォーマンスが悪かった外人社員と比べ、日本人社員は、入社後のギャップも比較的少ない気がします。
外人インタビューでは、謙遜はマイナスです。