アマゾンの自社配送に思うこと。
中国のことわざに、『車到山前必有路』という言葉があります。読んで字のごとく、車が山前に至っても、必ず道はある。転じて、どんな困難に出会っても、必ず解決策は見つかる。と言う意味です。
ヤマトの当日配送撤退を受けて、アマゾンが自社で配送サービスを構築するそうです。まず、個人事業者の配送業者と契約し、ヤマトの配送なき後の、当日配送を依頼します。
ネットでの買い物が日常的になり、扱う荷物量は増える一方です。しかしながら、配送時に自宅で荷物を受け取れる人は少なく、この再配送が、ヤマトをはじめとする宅配業者の大きな負担になっています。特にヤマトは、人手不足や残業が問題となり、社員の負荷を軽減するため、アマゾンの当日配送から撤退を決定しました。
社員で捌き切れないほどの仕事量がある。人も急には増やすことができない。仕事量を軽減させるしかない。正攻法のホワイト企業のヤマトと、自社で配送網を整備しようとするアマゾン。
アマゾンは、今後は、個人事業者だけでなく、ラストワンマイルの配送を、その時間、空いている学生や主婦も活用して行くと思います。
アマゾンは、考え方が正攻法だけでなく、前から、後ろから、そして斜めから、解決策を検討しているのだと思います。
まさに『車到山前必有路』です。人手不足だから配送まで手が回らないと、思考停止には、なっていません。
解決策は、必ず見つかるものと思います。
