K氏の話。
この業界に長くいると、どこそこの誰々が退職したらしい、、と言う話を風の便りに聞くことがあります。(エージェントから、xxのポジション空いたけど、興味ない?と連絡があり、そこにいた方の退職を知ることもあります。)
今年の夏頃に、業界のリーディングカンパニーA社に長らく勤務してきたK氏が退職したと知りました。
K氏は、A社の日本オフィスの立ち上げメンバーとして参画し、A社をいまや押しも押されぬ企業に成長させた功労者でもありました。
A社のインタビュー記事やセミナーで、K氏の活躍ぶりを見ない日はありませんでした。
しかし、、K氏は突然の退職をします。
A社の知り合いから漏れ聞いた話によると、数年前、前カンマネが退職する際、K氏は次は自分の番だとカンマネのポジションを密かに狙っていたそうです。
しかし、米国本社が選択したのは、外部のカンマネ経験者の採用でした。
新しいカンマネの元でもK氏は相変わらず活躍をしていました。(少なくとも、外からはそのように見えました。)
推測するに、K氏は、A社での与えられたポジションを完璧にこなしていたのだと思います。完璧ゆえに、K氏の立場は揺るぎのないものだったのだと思います。
そして、それがA社でのK氏のキャリアの限界になったのかも知れません。
外資では、ポジションで人を採用をします。
そしてそのポジションには職務内容が定義されており、その職務内容に応じた結果が求められるので、それ以上でもそれ以下でも評価はされません。
もし自分が次のキャリアへステップアップしたいときは、自分で新たなポジションを掴み取るしかありません。
件のK氏ですが、充電後、どこかのカンマネとしてまた活躍してもらいたいものです。
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