会社勤めも悪くないという話。
先日、知り合いとランチしました。
彼は、某外資を会社都合で退職後、退職金を資本金とし起業しました。起業から一年経とうとしていますが収益化は厳しい模様でした。
彼は、ボランティア活動にも力を入れており、こちらはいま流行りの貧困対策ということもありメディアへの露出も増えていました。
もう少し頑張れば、彼の本業の案件も増えてくると思われました。
しかし、彼には奥さんと小学生になる子供がいて、一年やって資金が底をついてきたらサラリーマンに戻るということが起業の条件だったようです。
起業して一年で収益化させるのはかなり大変なことだとは思いますが、守るべき家族があるためいつまでも夢を追い続ける訳にも行かないようでした。
先ずは、先立つものが必要だったのです。
考えてみれば、サラリーマンって本当に恵まれています。
前職では、日本での売り上げがほとんど立っていない状況にも関わらず、十分な給与を頂けていました。
年金や社会保険費も負担してもらえ、有給や病気休暇まであり、交通費も支給して貰えました。
何より、毎月決まった額が銀行口座に振り込まれるのは、素晴らしいことだと思います。
正確には人を雇えるだけの収益が見込めないと、人なんて増やせないのです。
そう考えると、サラリーマンも決して悪くない商売だと思います。
件の彼は、収益化の道筋が見えてきたこともあり、暫くこのまま社長業を続ける様です。
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