ネガティブは百害あって一利なし。
『ネガティブは百害あって一利なし。』仕事上での話です。
私の周囲には、短期間で転職を繰り返す人がいます。理由としては、自己都合による転職の他に、会社都合によるリストラの場合があります。
彼らの内、転職先であっという間に、素晴らしいパフォーマンスを出す人と、前職と同じくネガティブループに陥ってしまう人がいます。
えっつ、また転職したの?と毎回、驚かされる営業のA氏は、行く先々で輝かしい成果を残しています。転職回数の多さは、彼には何のハンディにもなっていない模様です。
一方、毎回、ネガティブループに陥ってしまう人に共通するのは、会社や上司に対する不平・不満のネガティブな考え方です。
前職を会社都合で退職したB氏。彼は、転職先でも思わぬリストラに遭います。何と前職でB氏をリストラした上司が、転職先にやって来たのです。過去は過去と割り切れば良かったのですが、B氏は、あろうことか上司のネガティブキャンペーンを始めます。そして、上司からの指示を、ことごとくネガティブに捉えてしまいます。
人間、同じ出来事に遭遇しても、ポジティブに捉える人と、ネガティブに捉える人がいます。B氏は後者でした。上司の発言をことごとく否定し、ネガティブに変換してしまうのです。例えば、とある案件をB氏に指示したとします。そうするとB氏は、自分にだけこんなバカな指示をして来たと大騒ぎするのです。そして、上司は仕事ができないと付け加えることを忘れません。
少なくとも上司です。その態度はないだろうと遠巻きに見守っていたところ、やはり、希望退職プログラムが走った時、指名になりました。もちろん表向きは希望退職という名の指名のリストラです。
上司も人の子です。誰が好き好んで、自分のことを嫌がっている部下を可愛がるでしょうか。しかも、いつもネガティブな反応です。遠ざけられるのも致し方なし、と思います。
怪しい自己啓発セミナーの様に、悪い薬でも飲まされたのかと思えるほどの、過剰なポジティブな振る舞いは必要ありませんが、ネガティブな言動は仕事では、メリットはないのだと思います。