JD に記載されていること以外は、『いたしません。』と言う話。
米倉涼子主演のドラマ『ドクターX』が人気のようです。特に彼女の決め台詞である、『私、失敗しないので。』と『(医師免許がなくてもできることは、)いたしません。』が受けているようです。
『失敗しないので。』は別として、JD(Job Description: 職務記述書)に書かれていないことは『いたしません。』と言うのは、普通ではないかと思います。あくまでも外資での話ですが。
海外オフィスにいる同僚へ問い合わせをした際、よく、それは自分の仕事ではない、と断られたことがあります。随分、冷たい対応だとその時は思ったのですが、その後、自分の範疇以外の仕事をすることは、他人の仕事を奪うことになると聞いたことがあり、なるほどと思ったことがあります。
そもそも、会社としてビジネスを進めるには、ビジネスプランと、それに対しての予算があると思います。そして、その予算に合わせて、ヘッドカウントが決まり、その一人一人には、この人は何の仕事をする人かの職務記述書があって、給料が決まると思います。なので、個人の職務範囲が明確でなければ、会社としても人件費や、仕事の漏れやダブりがあり効率が悪い訳です。
なので、先のJD に記載されていること以外は、『いたしません。』と言うのは、ごく自然な発想になると思います。
あれもこれも、これは自分の仕事かい、、と疑問を持ちつつ働いている人には、この職務記述が不明確なのだと思います。日本の会社には、そもそも、これがない場合、もしくはあっても形骸化しているのかも知れません。
働き方改革と言って、勤務時間だけを短縮させるのではなく、個々人の業務内容の再定義をすることにより、無駄な業務や、漏れが改善されるのではないかと思います。
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