年齢信仰の強い日本での生き残り方と言う話。
もうすぐ60に手の届く知り合いがいます。現在、再就職先を探しているのですが、困難を極めているそうです。
年齢は気にしないはずの外資でも、表立って言わないだけで、実は暗黙の年齢制限があります。(日本では)
海の向こうの本社では、年齢、性別、人種、宗教等で差別をすることは厳格に禁止されているのですが、ここは日本。採用する側も、応募する側も、そして働いているのも日本人です。どうしても年齢を気にします。
海の向こうの本社では、インタビューで年齢を聞くことすらタブーなのですが、日本では、応募の際のレジュメに生年月日の記載を必ず求められます。
とは言え、、かつての私のマネージャ氏(アメリカ人)は、私の年齢を知りたいが為に、私の妹の年齢を聞いてきたことが有ります。私が妹より若いはずがありませんので、何歳以上と言うことが分かったのだと思います。
年齢信奉の強い日本でも年齢不問のケースがあります。
カンマネや役員クラスのマネジメント層はもちろんのこと、特殊なスキルを持っている人の場合です。
かつての会社に定年退職後も契約社員でずっと働いている年配の方がおられました。見た目は、普通の人の良さそうなおじさんなのですが、その業界ではとても有名な方で、かなり尖ったスキルを持っておられた様です。
そして彼にしかサポートできる人がいない製品がありましたので、その会社は、彼をずっと契約社員として雇用しておりました。
この様に、マネジメントの経験であったり、特殊技能がある方は年齢が不問になります。
しかしながら、、件の知り合いの様に、普通のスキルではどうしても年齢で足切りされてしまいます。
人生100年時代、耳障りの良い言葉に騙されてうっかり働こうとすると、この暗黙の年齢制限の壁にぶち当たることになります。
マネジメントスキルでも、特殊技能でも、人より秀でたスキルを何か身に付けること、これが市場価値となり、自身の身を助けることになるのではないかと思います。
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