オンライン疲れに気をつけよう、と言う話。
最近、すっかり定着した感のあるオンラインですが、オンラインミーティングに、Webinar(オンラインセミナー)、オンライン展示会、オンライン診療、オンラインレッスン、オンラインライブにオンライン飲み会、最近ではオンラインでの墓参りもある様です。
PC経由でのオンラインミーティングは、画面共有やホワイトボードの機能を駆使すれば、リアルミーティングより効率的に議論を進めることができます。Webinarは、リアルだけでなく見逃した後でも、オンライン配信で視聴することができます。何より、いつでも、どこからでも視聴できるのはこの上なく便利です。
しかも、満員電車などでの移動時間がなくなりますので、新型コロナ ウイルスの感染リスクやストレスから解放され、その快適性に感動したものですが、最近よく聞かれるのがオンライン疲れと言う言葉です。
オンライン疲れはなぜ起きるのか。
当たり前の話ですが、オンラインは全てインターネットに接続されたPCやスマホ経由になります。会社の業務のほとんどがPC必須の現在、在宅での勤務は、朝から晩までPCに向かうことになります。
オンラインでのミーティングだけでなく、上司や同僚からはメールやチャットがここぞとばかりに送られてきます。オフィスであれば、飲み物を取りに行ったり、お手洗いに立ったり、席を外す時間があってもあまり気にはならないのですが、相手の状況が分からないオンラインでは、サボっていると思われないため、否応なく、PCから離れられなくなるのです。真面目な人ほどこの傾向は強いと思います。ええ、絶対に。
オフィスであれば、同僚とのちょっとした雑談からの情報収集もあるのですが、オンラインは、すべてPCの画面、視覚からの情報収集になります。始終PCに向かって、情報のほとんどを視覚から取り込んで、脳がフル回転で情報処理をしていることが、オンライン疲れに繋がっているのだと思います。
オンライン疲れはどうすれば良いか。
ずばり視覚である目と情報処理をしている脳を休ませ、使っていない脳の箇所を使うことだと思います。
1日のうち短い時間でも、PCから目を離して、ボーッとする時間が必要なのではないかと思います。
私のオススメは、週末のデジタルデトックスです。1日、スマホからもPCからも離れて、散歩に出掛けるのが良いかと思います。本当は、山にでも出掛けて大自然を堪能するのが良いのでしょうが、コロナ下で様々な制限がある現状では、近所を散歩するだけでもオンライン疲れが随分解消されると思います。