岩崎俊一さんの話。
岩崎俊一さんのことを知ったのは、SALUSのエッセイです。SALUSは、毎月、東急線沿線で配布されている無料マガジンです。彼のエッセイには、人生の機微や、日常の一コマを切り取った内容が、あるあると共感でき、SALUSが配布されると、彼のエッセイを真っ先に読んだものでした。
人生や日常の一コマの切り取り方があまりにも秀逸だったので、私は、岩崎さんは、物書きか映画監督だと勝手に勘違いしていました。物書きや映画を作っているから、ものの見方が鋭いんだと思っていました。
会社員を卒業後は、電車に乗ることが不定期となり、SALUSを入手することも少なくなって行きました。
そして先日、SALUSに掲載されていた岩崎さんのエッセイが書籍化されていることを知ります。
そこで、彼の本業がコピーライターであったこと、そして、2014年12月20日に亡くなられていたことを知ります。
彼のエッセイの中で忘れられない一本が、人を祝福する言葉はいくつもあるけど、悲しみに打ちひしがれている人にかける言葉はない、と言った内容でした。当時、大切な人を亡くしたばかりで、読みながら電車の中で涙しそうになりました。
岩崎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
岩崎さんのエッセイは、SALUSで掲載されていたタイトルと同じで『大人の迷子たち』です。オススメです。
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