2022年、人間、言われるうちが華、と言う話。
2022年の幕開けです。
先日、朝日新聞のニュースで「アカバン」なる言葉を見つけました。Amazonのデリバリーを請負っている主に個人事業主の方が、突然、Amazon側から一方的にアカウントを停止されると言うものです。当然、アカウントを停止されるとデリバリーの仕事にアクセスできなくなりますので、実質的にデリバリー業務から退場ということになります。
興味深いのが、アカバンされたデリバリーの方がなぜ自分がアカバンされたのか分からないと言うことです。
当然Amazon側は、サービス規約違反により、アカウント停止したとの通知はしますが、それに至る具体的な事象に関しては通知はしません。彼らにはその義務は無いからです。
恐らく、Amazonはしっかりしたマニュアルを基にデリバリーパートナーの査定をしているのだと思います。つまり、アカバンされるにはそれに至る理由が必ずあるはずです。
不幸なのは、なぜ自分がアカバンの憂き目に遭ったのか、その原因を本人は分からないままなので、気が付かないでまた同じことを繰り返してしまうと言うことです。
人間、言われるうちが華
かつてのパートナー企業にA氏と言う人がいました。アメリカの大学を卒業し、そのまま現地の企業に就職。その企業が日本に支社を作るときに、日本のビジネスの立ち上げに日本のカントリーマネージャとして帰国して来ました。当然、A氏には日本での就業経験はありません。
こちらからA氏の会社に仕事を依頼していたのですが、A氏の言動にどうしても看過できない箇所がありました。そのままやり過ごしても良かったのですが、恐らくA氏は気が付いていないのだろう、指摘した方が親切では無いのか、2-3日熟慮した上で、その点をA氏に指摘をしました。
A氏の反応は、まさかまさかの自分は悪くない、でした。終始、自己弁護に走るA氏を見ていて、言うのでは無かったと後悔しました。
その後、A氏は今もその会社でカントリーマネージャとして活躍を続けています。
A氏の様に何かを指摘される事を余計なお世話と考える人もいますが、社会人になると、誰も指摘してくれる人がグンと減ります。
会社であれば上司が指摘してくれますが、これもポジションが上がれば上がるほど、周囲にはイエスマンが増えて来ます。
先ほどのAmazonのデリバリーの方の様に、会社を離れて個人でやる様になると、益々、指摘してくれる人がいなくなります。
やはり、人間、言われるうちが華だとつくづく思います、