村田マリ氏の品性のなさを見抜けなかったDeNAに思うこと。
今日は関東地方、12月とは思えないほど暖かい気温です。
一部上場企業のDeNAがキュレーション事業で、他サイトの記事を盗用し炎上した案件で、キュレーション事業の責任者である村田マリ氏の名前が取り沙汰されています。
先日の謝罪会見でも、なぜ責任者である村田氏が会見に姿を現さないのか、記者からの厳しい追及が続きました。
問題の責任は自分にあると、社長の守安氏が頭を下げたのですが、なぜDeNAが、村田氏のビジネスマンとしてのモラルのなさ、品性のなさを見抜けなかったのか。
キュレーションメディアをビジネスの一つの柱にしようとする、DeNAの方向性は間違ってはいなかったのだと思います。
編集や運営がしっかりしており、取材や裏付けに基づいた正しい情報であれば、ビジネスとして柱になる余地は十分にあったと思います。
問題は、村田氏の盗用も厭わないモラルのなさを見抜けず、彼女を何の疑いもなく社内に招き入れ、しかもキュレーションメディアの責任者に据えてしまったことなのだと思います。
思うに、キチンとした教育を受け、ベンチャーとして起業も主流を行ったDeNAのメンバーに取って、世の中には品性のカケラもない人が存在すること、吐くように嘘をつくサイコパスのような人間が存在することが理解できなかったのだと思います。
インタビュー記事を読む限り、村田氏はとても魅力的な女性に見えます。
キュレーションメディアに目をつけたところから、市場やトレンドを見る目はあるのかも知れません。
メディア受けするので企業の広告塔としては、まさにうってつけです。
しかし、、魅力のある人間が、仕事が出来るとは限りません。
魅力のある人間が、モラルがあるとは限りません。
彼女をキュレーション事業の顔にして、監視監督を徹底し、キチンとビジネスを遂行できる体制にしておけばサイトをすべて閉鎖するような事態を引き起こすことはなかったと思います。
永遠のベンチャーだから、コンプライアンスに反してもいいという理由にはなりません。
会社の体制の問題なのか、社長の資質の問題なのか、DeNAの脇の甘さがまた露呈したのではないかと思います。
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