エージェントJohn(仮名)の話。
これまでお付き合いして来たエージェントには、こいつ仕事ができるなと思わせるエージェントが何人かいます。
John(仮名)はその中でもピカイチ、かなり仕事ができる部類に入ります。
彼は、クライアント企業との面談を重ね、彼らのビジネスストラテジー、求める人材像をきちんと把握した上でリサーチを開始しますので、コンタクトの回数こそ少なかったものの、外さない案件を紹介して来ました。
クライアント企業のストラテジーも理解しているので、彼による企業説明やビジネスの方向性を聞くと、その会社にとても将来性がある様に思えてくるのです。で、結局、自分では決して応募しなかったであろう企業に応募したことが何度かあります。
恐らく彼は、企業に対しても候補者の売り込みをとても上手くやっていたのだと思います。何故なら、彼は企業同様、紹介する候補者の話もしっかり聞き、理解するからです。
ミスマッチがない分、ほとんどの応募でインタビューが設定されました。
サーチ型ではない外人エージェントには、様々なタイプがいます。とにかく、紹介の数を稼ぎたいエージェントは、明らかにジュニアなポジションでもレジュメの中にその職種の経験が入っているだけで、応募したらどうかと押し込んで来ます。
彼らは、レジュメのリライトすらせず、候補者が送ったレジュメをそのまま横流しするだけです。
当然、その様な状況ですので、企業と候補者の間にミスマッチが生じます。例えば、企業が求めている経験と、候補者の経験の違いであったり、候補者には、企業が求めている経験があるにも関わらずレジュメに入れていないばかりに書類で落とされたりとか、エージェントが少し気を付ければ避けられる話です。
先日も、お前にぴったりのポジションがあるよ。(超意訳)と連絡がありました。話を聞いてみると、微妙にずれたポジションでした。もちろん、丁重にお断りさせて頂きました。