給食の完食を強要した小学生教師に思うこと。
岐阜県の小学校で、50代の女性教師が、小学校1年生と2年生に給食を残さず食べるよう完食を強要し、子どもが嘔吐したと言うニュースがありました。
この教師は50代。恐らく、高度経済成長期に人と同じであることが正しいことであると言う教育を受けて育ったのではないかと思います。
そもそも、給食は完食しなければならないと言う思い込みから、認識がずれているのだと思います。
小学1年生と言えば、7歳になる年齢です。4月生まれの子どもと、3月の早生まれの子どもでは約1年の年齢差があります。体格はもちろんのこと、食事の量だって違います。生まれ月の差だけではなく、大食いの子も、食の細い子もいますし、その日の体調が悪い子だっています。
つまり、、食べられる量には、個人差があるのです。
もちろん食べ物を粗末に扱わない、感謝して命を頂く食育は必要です。
しかし、、食育と給食を無理して、残さず食べることとは、別次元の話です。
そして偏食。嫌いなものを、給食で無理して食べさせる必要はあるのか、と思うのです。
子どもの頃、食べられなかった食材も大人になれば好物になることだってありますし、代替の栄養素で補完することだって出来ます。
何より、偏食を無くすのは、学校ではなく、親の責任であると思うのです。それを、教師が嘔吐するまで食べさせると言うのは、虐待以外の何物でもないと思います。
大人だって、お腹いっぱいなのに、残さず全部食べろと強要されたら、辛いはずです。
最近、日本人が劣化してきていますが、教師もかなり劣化しているのでは、、とニュースを見て思いました。