電通の『仕事の鬼十則』は、極めて真っ当なことを言っているという話。
先日、ようやく電通の『仕事の鬼十則』を読みました。読むと言っても、10項目の箇条書きです。
電通の四代目社長であった吉田氏が作成したもので、元々は社内向けだった十則が、ビジネスマンの間で評判となり、広まったものだそうです。
電通の新人社員が過労で命を絶った際、この鬼十則もずいぶんバッシングされていたので、滅私奉公のバイブルのようなものかと勝手に思い込んでいました。
しかし、内容を読むと、仕事を遂行する上で、とても真っ当なことを言い当てています。
*** 仕事の鬼十則 ***
1. 仕事は自ら創るべきで与えられるべきでない。
2. 仕事とは先手先手と働きかけて行くことで受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め!小さな仕事は己を小さくする。
4. 難しい仕事を狙え!そして之を成し遂げる所に進歩がある。
5. 取り組んだら放すな!殺されても放すな!目的完遂までは。
6. 周囲引きずり廻せ!引きずるものと引きずられるものとでは永い間に天地の開きが出来る。
7. 計画を持て!長期計画を持って居れば忍耐と工夫とそして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て!自信がないから君の仕事には迫力も粘りもそして厚みすらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ!!サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな!摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練となる。
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問題になった5の殺されても放すなは、そもそも、命あっての物種ですので除外するとして、
これらの根底にあるのは、上からの指示で動くのではなく、自分ゴトとして対処すると言うことです。
先手先手で、大きな難しい仕事を、周囲を巻き込みながら、長期計画を持ち、頭をフル回転させ、そして自信を持って、自分ゴトとして当たる。
仕事を遂行して行く上で、極めて真っ当なことを言っているのではないかと思います。
仕事ができる人は、どんな環境においても、必ず結果を出します。それは、自分ゴトとして捉えているかどうかの違いなのかと思います。
ほら、仕事が出来ない人って、出来ない理由を自分以外に見つけて並べ立てますから・・。
そう考えると、この鬼十則は、極めて真っ当なことを言い得ているのではと思います。
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