退職書類に100円ボールペンでサインを迫った人事の話。
先日、会社都合で退職したA氏の話です。
ある日人事から突然呼び出され、ポジションがクローズになること通告されたそうです。
その際、お決まりの退職の条件と割増退職金の事務的な説明の後、書類にサインするよう書類とペンを渡されたそうです。
その時、人事が彼に渡したのは、まさかの100円ショップで売っているような安いプラスチックのボールペンでした。
『自分の会社生活の終了を、安いボールペンでなんかサインできないよ。』とA氏。結局、A氏はそれを使わず、自分のクロスのボールペンでサインしたそうです。オバマ元大統領も使っていたクロスのボールペンです。
A氏の矜持を感じさせる話です。
そう言えば、かつてお仕えしたカントリーマネージャ氏もオフィシャルな文書には必ずモンブランの万年筆でサインをしていました。
オファーレターを出すときも、契約の書類にも、退職勧告の書類にも、そして彼自身が会社を去る時もその万年筆でサインしたそうです。その万年筆は、彼の会社人生を全て知っているのだと思います。
たかがペン、されどペン一本。
そのペンでサインする人生の重さを改めて感じます。
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