ネガティブからは何も生まれないと言う話。
本日の東洋経済に、『仕事ができない人に共通するヤバい口癖7つ』と言うのがあり、まさにこの口癖を毎日振り撒いていた同僚を思い出しました。
仮にA氏とします。A氏は、その会社の中で営業と客先へ同行するプリセースルSEでした。プリセールスSEですので、本来は、顧客に気に入って貰える様、製品の良さをアピールせねばなりません。
しかし、このA氏、いつも発言がネガティブです。
営業から、今度、xx顧客へ提案に行くので、同行をお願いします。と依頼されようものなら、
だって、xx顧客は、もう既に競合製品を導入していますよ。今さら、うちの製品を提案しても意味がありませんよ。
と返します。
それでもいいから、同行してと言われると、
うーーーん。うちの製品に、xxxの機能があればいいのですけどね。
と言った具合です。
で、このA氏、あろうことか客先で、自社製品のネガティブな側面をとうとうと説明したそうです。(営業談)
こんな具合でしたのでSEの中では、評価は最低レベル。希望退職プログラムが実施された際、指名での解雇になりました。もちろん、表向きは希望退職ですが、指名です。
何度かA氏と仕事をしたことがあるのですが、彼はネガティブな言動以外、非常にいい仕事をしていました。スキルもピカイチです。しかしながら、彼特有のネガティブな言動が、それらを全て台無しにしていたのです。
先の営業との会話も、
xx顧客は、もう既に競合製品を導入しています。競合製品と比較し、うちの製品の優位性を提案しましょう。
うちの製品に、xxxの機能はありませんが、それを補うだけの機能があります。
ネガティブな言い回しを変えるだけで、印象も随分変わります。
A氏の何とも勿体ない話です。